緊急保育の重要性

こんにちは。
つるみけんご(鶴見健悟)です。
ご覧いただき、誠にありがとうございます。

先日、ある子育て中のお母さんから不安の声を聞かせて頂きました。

「現在、子育て中で保育園には入れていません。2人目を妊娠していますが、万が一緊急で入院などが必要な場合、子どもを預かってくれるところがなく、不安です。」というものでした。

そこで区役所に行き、こういった場合にはどのような制度があるのかを聞きました。
また、子育て家庭支援センターにも問い合わせをしたところ、まとめると下記のような内容でした。

◆この場合は、「緊急保育」を利用できる。
緊急保育とは、世田谷区にお住まいの方で、通常はご家庭で育児をしている方が、次のいずれかに該当し、緊急に保育を必要とするときにご利用できる制度です。

  • 保護者が、死亡、行方不明等で不存在のとき。
  • 保護者が、傷病又は出産のため入院するとき。
  • 保護者が、入院する親族の看護にあたるとき。
  • 保護者が、災害復旧活動に従事するとき。
  • 保護者が、親族の葬儀を主催するとき又は出席するとき。
  • 保護者が、裁判員(候補者・補充裁判員を含む)となり、裁判所から来庁を依頼された期間。

この「緊急保育」は、区立保育園では各園1名が定員で、
2週間前から申し込みを受け付けています。

また、「保育園で面接をした後、保育園指定の医師の健康診断を受けていただきます。」となっています。

つまり、出産などで入院があらかじめ決まっている場合には良いのですが、
ご意見をくださったお母さんのようなケースだと、①事前申し込み・医師の診断が必要、
②空きがあるかはその時にならないとわからない、という二つのハードルがあります。

つまり現実的には、この制度はこのお母さんのようなケースを想定していないと考えられます。

とはいえ、区役所の職員さんは、そのような場合でもお気軽にご相談ください。と言ってくれましたので、このような場合にはぜひ、一度区役所または、子育て家庭支援センターまでお問い合わせください。

この課題は、「待機児童」の問題とも密接に関わっていて、保育園がそもそも定員いっぱいの状態であるがゆえに 各園1名しか受け入れができないものと思います。

また、確かに健康診断もほかの子どもの安全を考えて、受けるべきと考えますが、
このような緊急時には保育園の方が健康診断に連れて行ってあげるなどの手助けが出来たらより良い制度になる、とも思います。

現実的には、今の保育園の人手不足の状況では困難であることは承知しておりますが、これからの保育環境の整備を考えるうえで、今回いただいたご意見をしっかりと受け止め、安心して妊娠中の子育てができる状況をつくっていくべきだと考えます。

ご意見をくださったお母さんに、心より感謝申し上げます。

今後もいただいたご意見にしっかりと耳を傾け、一人一人に寄り添う政治の実現を目指して活動をしてまいります。

いつでもお気軽にご連絡を頂けましたら幸いです。

引き続きのご指導、宜しくお願い申し上げます。

 

つるみけんご

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