5/21 区民生活常任委員会‐米価の高騰について-

本日、世田谷区議会区民生活常任委員会にて、「米流通価格、流通量の安定化及び米を含む食料品価格(物価)高騰対策に関する陳情」が審査されました。

この陳情は、全国的にお米の価格が高騰する中で、区として何らかの対策を講じてほしいという切実な訴えです。

実際に主食である米価の上昇による区民生活への影響は計り知れません。

つるみけんごは、以下のように質疑と意見表明を行いました。


【委員会での質疑】

つるみけんご:

世田谷区としては、せたがやPayを使った物価高対策を行っているというご説明だったかと思います。
ただ、陳情者のご趣旨としては「お米の価格を安定的に引き下げてほしい」という点にあると受け止めています。
お話を伺っていて感じたのは、やはり実際の区民の生活実態からすれば、お米の価格が依然として下がっておらず、また、せたがやPayの活用や推進策と、日々の暮らしの中で感じるこの問題とが、区民の目線からはうまくリンクしていないのではないかということです。
担当部門として、せたがやPayの新たな活用や、さらなる工夫も含めて、お米の価格に対してどのようなアプローチが可能とお考えでしょうか。


担当課長:

委員のおっしゃる通り、せたがやPayという制度は、お米に限定した仕組みにはなっておりません。
例えば「お米を買った人にポイント付与をする」といった仕組みは、現時点の制度上、難しいのが実情です。
店舗ごとに対応することは可能ですが、その場合もお米以外の商品にもポイントが付いてしまうため、限定的な運用ができません。
したがって、現時点の制度では、せたがやPayを用いてお米だけを対象にするような施策は難しいというのが現状です。
以上でございます。


つるみけんご:

わかりました。では、せたがやPay以外の手法も含めて、お米の価格に関して区として何か取り組みを考えていることがあれば、今後の見通しも含めて教えていただけますか。


担当課長:

現在は、国においてさまざまな対策が講じられていると聞いております。
生産、流通、消費といったそれぞれの段階で、国が現在いくつかの取り組みを行っている状況ですので、
まずはそうした国の動向を注視してまいりたいと考えております。
以上でございます。


【意見表明】

つるみけんご:

主食であるお米の価格が、ほぼ倍増している現在の状況は、区民の家計に非常に深刻な影響を与えています。
そのような中で、区が基礎的自治体として、何らかの対策を講じるべきではないかという陳情者の趣旨は、十分に理解できるものです。
確かに、国の動向を注視することも重要ですが、生活者に最も近い自治体として、区民生活の実態を正確に把握し、必要であれば迅速な対応を検討することが求められていると考えます。
こうした観点から、本陳情については継続的に審議を進めるべきだと判断し、継続審査をお願いしたいと思います。


その後、各会派の委員からの意見表明が行われ、本陳情については継続審査とすることが決定されました。

【おわりに】

物価高の影響はすべての家庭に及びますが、特に主食である「お米」の価格高騰は、日々の暮らしに直結する問題です。
特定の所得層だけでなく、子育て世帯や共働き世帯、高齢者世帯など、幅広い層の生活に影響を与えています。

「主食が手に入らない」――そんな切実な声に、私たち自治体の議員も応えていかなければなりません。


これからも、区民一人ひとりに寄り添う政治の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。

5/14 世田谷区 住まいの防犯対策サポート事業

皆様、こんにちは。

世田谷区では明日5/15から、「住まいの防犯対策サポート事業」が始まります。

こちらの事業は、区民の皆様が自宅の防犯対策を強化するために、最大4万円の補助を行うものです。

防犯カメラや窓・ドアの強化といった対策にご活用頂けます。

事業の概要

・対象者

世田谷区内に住民登録があり、現在世田谷区にお住まいの方が対象となります。詳細は区のホームページでご確認ください。

・助成対象品目

  • 防犯カメラの設置
  • 防犯用フィルム
  • 窓・ドアの強化
  • センサー付きライトの設置 など

・助成金額

最大4万円まで補助されます。

申請受付期間】

申請受付は5月15日から開始されます。詳細な申請方法や必要書類については、区の公式ホームページまたはコールセンターで確認いただけます。

【問い合わせ先】

世田谷区住まいの防犯対策サポート事業コールセンター

📞 03-6631-2955(平日9:00~17:00)

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