12/25 物価高対策は、本当に皆様の暮らしに届いていますか。

物価高が続く中、
区としても様々な対策を講じています。

その一つが、
せたがやPayのポイント還元の上乗せです。

せたがやPayは、キャッシュレス決済を活用した
地域経済の活性化や消費喚起策を目的とした施策としては一定の効果を上げています。

しかし、私自身は、物価高対策という意味では、
本当に有効なのか、本当に広く区民の皆様の暮らしに届いているのか疑問を感じています。

先日の委員会で、区に投げかけた論点も踏まえ、私の考えを以下に記します。


30万円使える人は、4万円分の還元

今回のポイント還元は、
期間中に約30万円近く利用できた方が
最大4万円分のポイント還元を受けられる仕組みとなっています。

つまり、
・多く使える人ほど
・より多くの恩恵を受ける
制度設計です。


「そもそも使う余裕がない」方もいます

しかし、
物価高の影響を最も強く受けているのは、
本来どのような方でしょうか。

・日々の生活で精一杯な方
・支出を切り詰めざるを得ない方
・「ポイント還元を受けるために使う」余裕がない方

こうした区民の方々にとって、
今回の制度は、実感として届くのか、疑問を持ちます。


公平な物価高対策とは何か

すべての区民が物価高の影響を受けている中で、
すべての区民が支援を実感できる制度になっているのか。

この視点を、
今一度、区として検証する必要があると考えています。


一人ひとりに、寄り添う政治を。

制度を否定することが目的ではありません。
より多くの方に届く形へと
改善していくことが政治の役割だと考えています。

区民一人ひとりの暮らしに目を向け、
声に耳を傾けながら、
これからも区議会で提言を続けてまいります。


一人ひとりに、寄り添う政治を。


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