東京都農業祭に参加しました

本日は第43回東京都農業祭のお手伝いに行ってきました。

東京都農業祭は私が以前勤務していたJA東京中央会をはじめ、都内の各JAが主催し、都内農産物の品評会や即売、無料配布、野菜でデコレーションした軽トラックのパレードなどが行われます。

私は野菜の抽選会や花の無料配布、片付け等をひとりのスタッフとしてお手伝いさせて頂きました。

都市農地は年々減少傾向にありますが、その一方で平成21年の東京都都政モニターアンケート結果「東京の農業」では、84.6%の方が東京に農地を残したいと思うというアンケート結果があります。

このアンケート結果は年代別に見ると、50代が96%でトップ、次に20代が86%と続いており、若い方も東京に農地を残して欲しいと思っていることが伺えます。

また、20代では農作業をしたいという方が67.6%と非常に高く、農業への関心が高いこともわかります。

 

都市農地の役割は多々ありますが、新鮮で安心安全な農産物を食べられるということはやはり一番大きな役割だと考えます。世田谷では、地元で採れたばかりの地場産野菜を学校給食にも使用しておりますし、直売所や無人販売所でも気軽に購入することができます。

また、災害時には延焼防止のためのスペースや避難場所にもなりますし、学校の農業体験など子どもたちにとって、「農業や食の大切さ」を学べる食育の場でもあります。

都市農業を発展させるためには、こういった多面的機能をより強化していくことも重要だと考えます。

 

また、東京には「江戸東京野菜」と呼ばれる伝統的な地場産野菜もあります。例えば、「大蔵大根」や「東京うど」「馬込三寸人参」「亀戸大根」「伝統小松菜」などがあります。こういった伝統的な野菜をもっともっと知っていただくことも東京の農業の魅力を高めることにつながると思います。

 

今後も生産者である農家さんと消費者の方の両方の立場に立って、世田谷をはじめ、東京の農業の発展に貢献していきたいと思っております。

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