3/27 本会議最終日の意見開陳
世田谷区議会令和7年第1回定例会が最終日を迎え、当初予算案が可決され、閉会となりました。最終日には予算に対する意見を申し述べました。以下、意見開陳の全文です。少し長いですが、お読みいただけましたら幸いです。
せたがやの風は、令和7年度世田谷区一般会計予算、ほかすべてに賛成いたします。
賛成するにあたり、意見を申し述べます。
今回の予算議会を通じ、区の予算編成に疑問を持ちます。
予算は、ひとつひとつの事業執行を担保するためのものであると同時に、「区のあり方」そのものであるはずです。
区は、来年度予算をもって「学習する都市を推進する」と言われました。
ところが、そのことが全庁を挙げて取り組む体制になっていません。
問題は、予算編成の「過程」にあります。
補充質疑で、区は「予算編成の過程を経て、当初予算案の特徴をわかりやすくお知らせするためのキャッチフレーズが定まってくる」と言われました。
とりまとめ役の政策経営部門が、区民生活を支える予算の編成に対し、このような受け身な姿勢で、山積する区政課題に立ち向かうことができるでしょうか。
区民から預かる大切な税金を、向こう一年区がどのように使うのか、予算審議に向けての区の表明には、この重大な決意が現れていなければなりません。
ところが、今の区はその重要な決意表明であるはずの予算のテーマは、単なる「キャッチフレーズである」と言われるのです。
このような姿勢で、「さあ、区政課題の解決に向けて、学習しましょう」と、いくら区民に呼びかけても、区民の心に響くはずもありません。
物事の順序が、逆です。
区が、区政におけるこれまでの重要課題を毎年整理し、次年度に一年かけて重点的に、向き合うべきテーマを明らかにし、そこに向けて、全庁を挙げて知恵を絞り、各部・各課が施策を組み立て、予算要求を行う。
これに対し、企画担当と財政担当が、政策目的の達成と、費用対効果の観点から、予算に優先順位をつけていく。
その過程を透明化することで、議会がチェック機能を果たし、区政を前に押し進めていく。
これが、予算編成のあるべき姿です。
今回の補充質疑において、区は、これまでの予算編成のプロセスが適切であると言われました。
これまではそうだったのかもしれません。
しかし、これからもそうなのか、前に進むためには現状を疑う事が必要です。
以前、ある特別委員会で、とある幹部職員の方が、
「若い世代の方からも様々なご意見を頂いている。今まで私達が成功体験として身に付けたものが、足かせになっている部分もあるかと思う。」と言われました。
今までのやり方が常に正しいとは限らないのです。
幹部職員の皆様のこれまでの成功体験が、足かせではなく、次につながる貴重な経験として、若い世代の職員の方々との協働のもとで、より良い区政運営体制の「礎」となることを
願い、区が自ら変わる努力をされることを求め、せたがやの風の賛成意見といたします。
