3/17 予算特別委員会文教領域で質疑をしました
本日、世田谷区議会では予算特別委員会が開催され、文教領域の質疑が行われました。
私は、以下のテーマについて質問いたしました。
①子どもの学びにかかる経費と負担のあり方について
②修学旅行に不参加の子どもへのきめ細やかな配慮の必要性について
③コロナ5類移行後の川場移動教室など体験を伴う学びの在り方について
④キャリア・未来デザイン教育の評価・効果検証について
⑤子どもの体力低下問題、向上に向けた目標設定について
⑥世田谷区教育振興基本計画の方向性について
本日のつるみけんごの質問の要旨・課題認識について下記に簡潔にまとめましたので、ご覧いただけましたら幸いです。
①子どもの学びにかかる経費と負担のあり方について
限られた財源を有効な負担軽減策につなげるためには、各ご家庭でどのような費用負担が発生しているのか、例えば塾代や習い事も含め、その実態を的確に把握することが重要。
その実態を明らかにしたうえで、これに基づき議会で議論を積み重ねていく必要がある。
②修学旅行に不参加の子どもへのきめ細やかな配慮の必要性について
区によると、修学旅行に参加していない生徒は5.4%で、欠席理由の詳細は把握していなとのこと。
一般論として、就学援助を受けていない、支給対象基準額をぎりぎり上回っているというご家庭ほど、修学旅行や林間学園、移動教室などの費用等の負担感は相対的に大きくなる。
経済的な理由で、子どもの学びの機会が失われるということがないよう最大限の配慮をしなければならない。
子どもやご家庭の実態を的確に捉えて、今後の「学び」における費用負担のあり方を検討されるべき。
③コロナ5類移行後の川場移動教室など体験を伴う学びの在り方について
小学校5年生を対象に実施されている川場移動教室はコロナ禍前までは2泊3日で行っていた。しかしながら、不透明な感染状況と既に昨年時点で年間スケジュールを決めていたことにより、令和5年度は1泊2日で実施するとのこと。
まもなくコロナの5類移行といった大きな転換点を迎える。
何が子ども達にとって最善なのかということを考え、ぎりぎりまであらゆる可能性を探り、場合によっては 2 泊3日にするために補正予算を組む事も含めて検討すべき。
④キャリア・未来デザイン教育の評価・効果検証について
世田谷の「キャリア・未来デザイン教育」は、教育の質の転換の柱であるという事は理解するが、一方で、この取り組みをどのように評価し、改善し、世田谷の教育の質の転換を図っていくのか、この部分が見えていない。世田谷の「キャリア・未来デザイン教育」の取り組みの成果や効果をどのように評価していくのか。
⑤子どもの体力低下問題、向上に向けた目標設定について
スポーツ庁は令和4年度の全国調査の結果、子ども達の体力が落ちていること、心肺機能が低下していることに警鐘を鳴らしている。
世田谷の子ども達の体力合計点は低い結果となっていることを踏まえ、教育委員会として、世田谷の子ども達の体力向上の目標をどこに設定しているのか。
⑥世田谷区教育振興基本計画の方向性について
次期計画の策定にあたっては子どもも大人も学びの当事者であるとの考えに立つべきものと考えるとの答弁があった。
この考え方が世田谷の教育・学びの隅々にまで浸透し、子どもも大人も学びの主人公となり得る世田谷の教育が展開されていくことを一区民としても期待する。
以上です。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。