世田谷区新型コロナウイルス感染症対策について

皆さん、こんにちは。
いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
連日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

新型コロナウイルス感染症について、8月に入ってから、世田谷区として2つの大きな動きがありましたので、ご報告申し上げます。

1つ目は、PCR検査について区長が「世田谷モデル」の検討を進めていることを発表したことです。
簡潔に言いえば、 「社会的インフラをコロナ禍の中で継続的に維持するために、エッセンシャルワーカーを中心に定期的なPCR検査を行う」というものですが、当初「誰でも いつでも 何度でも」という言葉が、メディアなどでも大きく扱われました。
これに対して、「世田谷頑張れ!」という声がある一方で、「むやみに検査を拡大するべきではない」という専門家の方がいることも事実です。

この検査に関して、世田谷区が現在どういう状況にあるかと言いますと、区のHPに8/5に掲載された記事には、

「 区長(本部長)からの下命により、具体的な検討を進めているところです。
 ~省略~
 現在、区民のみなさまを始め、多くの方から、賛成のご意見、ご批判、また、ご提言をいただいております。詳細が定まった段階で、区民の皆さまに公表してまいります。」

と書かれています。
詳しくはこちら↓の記事をご覧ください。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/005/006/011/d00187142.html

この記事が書かれてから2週間と少し、当然区内部での検討が進められていますが、追加の情報として公表されているものはありません。

私自身は、検査体制の拡大については、当然進めるべきと考えています。
そうした前提のもと、まず、検査数を大幅に増やすための「プール方式」は有効か、ということ、検体採取と陽性が確認された後のその方に対する医療や宿泊施設の確保やその手配に係る人材と財源をどうするかということをクリアにしていかなければならいないと考えました。

私もこの間、PCR検査について大学教授の話を聞いたり、区の職員の方と意見交換をしたりをしていますが、個人的な見解としては、プール方式は一定程度の有効性が見込める、と考えております。もちろん、財源や人材の確保など課題はまだまだありますが、大きな方向性として、検査体制を拡大していくために前向きな検討を進めていきたいと考えています。

正式に議会に区の案が提示されるのはこれからということになりますので、詳細が発表され次第、追ってお知らせいたします。

二つ目は、これまでの世田谷区内での感染状況等の情報がまとめられて公表されたことです。
詳細はこちらのページの下段の添付ファイルをクリックしていただくとご覧いただけます。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/005/006/d00187169.html

この資料では男女別・年齢別・地域別の感染者数の推移などが示されています。
特に地域別の情報はこれまで区は出していませんでしたが、今回の資料では世田谷区の5つの地域(世田谷・北沢・玉川・砧・烏山)ごとの推移が公表されました。
※お住まいのご住所がどの地域にあたるかは、下記のページからご確認頂けます。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/005/007/001/d00135948.html

4月時点では、人口10万人当たりで比較した陽性者の人数は世田谷地域が多かったものの、その後4月下旬以降は、ほぼ地域による偏りは見られないこともこの資料の公表によりわかるようになりました。

こうした情報は現状を把握するためにも重要な情報であり、今後も継続して公表するよう、区に求めて参ります。

これから区議会は、9月に入り第三回定例会が始まります。
この定例会の中で、PCR検査をはじめ、新型コロナウイルス感染症対策についても様々な角度で議論をして参ります。

引き続き、皆様のご意見などもお聞かせ頂けましたら幸いに存じます。