『認知症サポーター養成講座』を開催しました

11/29(土)に『認知症サポーター養成講座』を開催しました。

お足元が悪い中、お越しくださったみなさま本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

このような会を主催することがはじめての経験でしたので、不安もありましたが、たくさんの方にお越しいただき、本当に嬉しく思っております。

認知症は65歳以上では7人に1人にその症状があると言われております。
また、認知症は高齢者の方だけの問題ではなく、若年性認知症といって18歳~64歳の方でも日本全国では、およそ3.78万人いると推計されています。
認知症の問題を考える上では、ご自身の発症の問題だけはなく、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんやご近所の方が認知症になった時にどのように接していくべきか、どのような対応を取るべきかという視点で考え、認知症を個人の問題ではなく、地域の問題、社会の問題として捉えることが重要だと考えます。

会の冒頭、このような内容の挨拶をいたしました。
その後、講師の先生に認知症サポーター養成講座としてご講演いただきました。

質疑応答では、「予防の薬はないのか」「認知症を疑う場合はどの病院に行けばいいのか」というご質問がありました。

講師の先生からのお答えとしては、まず一つ目は認知症ではないが、健常者と認知症の人の中間の段階(グレーゾーン)にあたる症状の軽度認知障害(MCI)の方が飲むことによって認知症の症状を予防できる効果が期待される薬が現在、治験(いわゆる臨床試験)の段階にあるとのことです。

そして、もうひとつは、認知症の疑いがあれば、まずは近所のかかりつけ医に行くのが良いとのことでした。しかし、この際には、ご家族の方と一緒に行くということが大事とのことです。
また、質疑応答の際に、「もっと早くにこの講座を受けておきたかった。そうすれば母の認知症により早く気づいてあげられたのに」とのお声もありました。

講座終了後には、会場のみなさまと認知症予防に効果があると言われる運動のコグニサイズをしました。コグニサイズとは、コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語です。

最後は体を動かし、和気あいあいとした雰囲気になりました。
ご参加いただいたみなさま本当にありがとうございました。

これからも世田谷のみなさまのお役に立てるよう日々の活動に全力で取り組んでまいります。

 

 

※ 認知症サポーター養成講座にご関心のある方は、お気軽にご連絡ください。

連絡先は、03-6322-0575 または kengo@k-tsurumi.net までお願いします。

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認知症に関する講座のお知らせ

いつも、つるみ けんご Official Siteをご覧いただき、心より感謝申し上げます。

今回は認知症に関する講座のお知らせです。

11/29(土)10:30~11:30「認知症」に関する講座を開催します。場所は上馬地区会館です。
講師には専門の先生をお呼びします。参加費は無料です。

「認知症」は高齢者の方の問題と捉えられがちですが、例えばお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんや身の回りの方が認知症になった時にどのように接していくべきかという観点で考えた場合、働く世代・子育て世代の方にとっても身近な課題になるのではないでしょうか。
認知症による行方不明者は1万人近くに上っています。
認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを進めるためにも、ぜひたくさんの方にお越しいただければ幸いです。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

※会場の都合上、定員は30名様となります。定員に達し次第締切となりますので、ご了承ください。

お申し込みは、メールでも受け付けております。[ kengo@k-tsurumi.net ]までお申し込みください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

詳細はこちらをご参照下さい。→http://k-tsurumi.net/pdf/vol2.pdf

東京都農業祭に参加しました

本日は第43回東京都農業祭のお手伝いに行ってきました。

東京都農業祭は私が以前勤務していたJA東京中央会をはじめ、都内の各JAが主催し、都内農産物の品評会や即売、無料配布、野菜でデコレーションした軽トラックのパレードなどが行われます。

私は野菜の抽選会や花の無料配布、片付け等をひとりのスタッフとしてお手伝いさせて頂きました。

都市農地は年々減少傾向にありますが、その一方で平成21年の東京都都政モニターアンケート結果「東京の農業」では、84.6%の方が東京に農地を残したいと思うというアンケート結果があります。

このアンケート結果は年代別に見ると、50代が96%でトップ、次に20代が86%と続いており、若い方も東京に農地を残して欲しいと思っていることが伺えます。

また、20代では農作業をしたいという方が67.6%と非常に高く、農業への関心が高いこともわかります。

 

都市農地の役割は多々ありますが、新鮮で安心安全な農産物を食べられるということはやはり一番大きな役割だと考えます。世田谷では、地元で採れたばかりの地場産野菜を学校給食にも使用しておりますし、直売所や無人販売所でも気軽に購入することができます。

また、災害時には延焼防止のためのスペースや避難場所にもなりますし、学校の農業体験など子どもたちにとって、「農業や食の大切さ」を学べる食育の場でもあります。

都市農業を発展させるためには、こういった多面的機能をより強化していくことも重要だと考えます。

 

また、東京には「江戸東京野菜」と呼ばれる伝統的な地場産野菜もあります。例えば、「大蔵大根」や「東京うど」「馬込三寸人参」「亀戸大根」「伝統小松菜」などがあります。こういった伝統的な野菜をもっともっと知っていただくことも東京の農業の魅力を高めることにつながると思います。

 

今後も生産者である農家さんと消費者の方の両方の立場に立って、世田谷をはじめ、東京の農業の発展に貢献していきたいと思っております。

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