10/20 世田谷区議会第三回定例会最終日の意見開陳

こんにちは。

先週閉会した世田谷区議会第三回定例会の最終日、区議会議員になって初めての意見開陳を行いました。

意見開陳とは、決算議会、もしくは予算議会を通じて、全体の総括として会派としての意見を議場にて申し述べることで、一人会派の場合は、3分間の時間の中で発言をすることができます。

お聞きいただけましたら幸いでございます。

動画はこちらから
つるみけんごの意見開陳

なお、発言の内容は下記のとおりです。

せたがやの風は、令和4年度世田谷区一般会計歳入歳出決算認定ほか、4件すべてに賛成いたします。

この度の決算議会を通じ、以下、意見を申し述べます。

以前、議会で、「区の機能不全状態の原因は、区全体を見渡した司令塔の不在が原因である」との指摘がありました。

今の区役所は、そこから一歩でも進んだのでしょうか。

今議会では、区政の流れをつくる責任者である司令塔が、他の副区長をリーダーだとされ、責任の所在は不明確となり、DXにより生み出す人材の想定規模も明らかにせず、長年に渡って問題視される窓口混雑問題の目標数値も示されませんでした。

区が表明してこられたはずの区政改革の基本的姿勢を、基本計画に位置付けようともされません。

区に改革を進める意思があるのか、疑問に思います。

現在の様々な行政計画素案は、目標、手段、スケジュールが明らかでなく、計画が計画たる役割を果たしていないと問題提起をいたしましたが、区は「各計画策定の際に、議論し策定してきた」と言われ、さらに、財源については毎年度の「予算案という形で議会に示している」との見解を示されました。

議会は、「毎年度の予算議決だけやればよい」というのでしょうか。

議会の指摘を、真摯に受け止めるべきです。

さらに、質疑に対し、的確にお応え頂けていないと思います。

過去の答弁や計画などの文言を切り貼りし、既に決定していることのみを応える。

質疑が、質疑になり得ないのです。

区の姿勢は、議会軽視としか思えません。

理事者の皆様の意識改革を求めます。

本当の意味で、区役所の改革ができるのは、現場の職員の皆様です。

日々、懸命に職務にあたっておられるお一人おひとりの職員の皆様こそが、周囲の職員を変え、区役所を変え、世田谷の未来を変えることができるのです。

区役所は「夢を語れる組織」であってほしいと願います。

世田谷の将来のあるべき姿を描き、あらゆる可能性に挑戦する、志を持って、意欲を持って、前向きに取り組む、その積み重ねこそが、より良い世田谷をつくり出していきます。

区には、高い志を持ち、日々奮闘されている職員さんが大勢おられます。

志ある職員の皆様の想いが、形になる世田谷区役所になることを心から期待しております。

このことを申し上げ、世田谷の風の賛成意見といたします。

以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。