6/15 一般質問に立ちました

こんにちは。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

6月15日(水)世田谷区議会第二回定例会にて、一般質問に立ちました。その内容について、ご報告いたます。

今回の質問テーマは大きく分けて3点です。

1. DXによるワンストップサービス・たらいまわしゼロに向けた区の基本的方針について

2. 子ども達の可能性を拡げる教育の全区展開について

3. 高齢者の「くつろぎの場」としての居場所づくりについて

以下、少し長くなりますが、質問原稿の要旨をまとめますので、お読みいただけましたら幸いです。

***質問要旨***
令和3年9月の第3回定例会において、区長は、招集挨拶でDXが実現する区の姿として、「まちづくりセンターでのワンストップサービスの実現」を表明された。このことから、私たち区民はもう本庁や総合支所に行く必要はなくなるはずである。

最も身近な行政拠点である「まちづくりセンター」と「オンライン窓口」が、区民にとっての「区役所」としての機能を発揮し、手続きも、相談も、様々な行政サービスの提供も一括して受けることができる。このような窓口が、地域行政の新たな展開を生み出し、区役所がもっと身近に、もっと便利になっていく、このことに区民の皆様は心から期待をしている。

しかし、5月27日、特別委員会において、地域行政の担当課長は「今回まちづくりセンターでそれを実現していくということについては、現実的な形ではないだろうというふうには思っている。」とご発言された。

①区長が掲げられた目標と、職員の皆様のご認識には、かなり距離があるように見受けられる。両者のご発言には、大きな食い違いが生じており、区の組織としての整合性が取れていないように思われる。区のご見解を伺う。

6月1日に新副区長がご就任された。これを契機に、区のDXが大きく前進し、区民目線での行政の「あるべき姿」が実現していくことが期待されている。

②大きな期待が寄せられている今、改めてDXによる「ワンストップサービス」と「たらいまわしゼロ」の実現について、全庁一丸となって取り組む、区の「基本的方針」を明確にすべき。区の基本的方針と区が目指す「あるべき姿」を、お示し頂きたい。

③DX担当の新副区長として、まちづくりセンターの窓口における「たらいまわしゼロ」のワンストップサービスの実現の可能性について、どのようなご感想をお持ちでいらっしゃるのか、担当副区長としてのお考えと「窓口改革」に向けたご決意を伺う。

次に、「子ども達の可能性を拡げる教育」の「全区展開」について伺う。

現在、教育総合センターにおいて毎週土曜日に開催されているSTEAM教育講座は、大変多くの子ども達にお申込み頂いている。人気があること自体は喜ばしいことではありますが、一方で、多くの子ども達が抽選漏れとなっている現状がある。

例えば、特に人気の高いプログラミング関連の講座では、2月に行われたものは定員24名に対し30倍、3月の講座では同じく定員24名に対し36倍のお申込みがあり、希望した子どものうち9割以上は参加できていない。

通常の学校教育でできないような、「STEAM教育講座」は、ごく一部子ども達しか体験できておらず、結果として、その効果は限定的なものとなっている。税金を用いた事業である以上、公平性の観点からもより広く、多くの子ども達にその効果を還元する視点が必要。

④世田谷のすべての子ども達にその取り組みと効果が還元されるために、今後、どのような取組を想定しておられるのか、教育委員会のお考えと具体的取組についてお聞かせ頂きたい。
次に、不登校特例校の取り組みと今後の展開について伺う。
本定例会の区長招集挨拶において、区長は、不登校特例校では、「生徒の実態に合わせた特別な教育課程を編成している」、「今後も柔軟かつ特色ある学校運営を行う」と言われた。良い方向性であると評価するが、令和2年度の区内の不登校の生徒数は、中学生576名、これに対し、前述の不登校特例校に在籍している生徒数は本年4月1日時点で20名。

このような状況を踏まえれば、この不登校特例校における様々な取り組みの成果と、現場の皆様の創意工夫により子ども達に及ぼされるプラスの影響や効果は、不登校特例校のみならず、世田谷の教育全体に反映・還元されていくことが望ましいことであるはず。

⑤不登校の子ども達への支援策として、このことをどのような仕組みを通じて実現していかれるのか、教育委員会のお考えと具体的取組について、お聞かせ頂きたい。

次に、高齢者の「くつろぎの場」としての居場所づくりについて伺う。

現在、区が取り組んでいる「高齢者の方のくつろげる居場所づくり」について、区が描く「あるべき姿」と、その全体像が見えないことが疑問である。

ふじみ荘の廃止問題に端を発した高齢者の「くつろげる居場所」問題に対する、現在の区の対応は、「できるところに作る」という場当たり的対応になっているとしか思えない。それでは、計画行政とは言えない。

⑥高齢者の「くつろげる居場所づくり」について、区として地区、地域、全区的な施設・機能の整備として、区のあるべき姿をどのように描いておられるのか、また、そこに向けてどのように具体的に取り組まれていくのか、伺う。

***以上***

以上6点について、質問をしました。区の答弁については議事録の確認が必要なため、後日改めて議会報告のチラシを作成し、ご報告いたします。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。